先史時代の石器を考察するデザイン研究のシリーズ。劣化や資料・言語の不足などのため、我々人類の初期の道具を巡っては、未だ多くの謎が残されている。どのように使われたのか？目的は？美の役割は？本プロジェクトは石工、３Ｄスキャン、デジタルプリント、より工業的なラバーディッピングや電気めっきなどの手法を通して、人間の初期の道具を考察すると同時に、現代的な問題、つまりブランディング、農学、求愛、製造、消費、また生存主義などのテーマについても扱っている。
（Photo: Moti Fishbain）
Design studio
多分野での活動や相互作用が優れたデザインを生むとの信念を持って1996年に設立されたイスラエルのデザインスタジオ。インダストリアル、家具、照明器具、インテリア、展示などの領域を行き来しながら、そのアプローチ、アイデア、テクノロジーや美学などにおいてデザインの新しい方向性を開拓。イスラエル・テルアビブ南部にあるスタジオでは、コンセプトデザイン、一点もの作品、ソリューションの提供のみならず、医療機器や製品開発、共同制作、スタジオ制作など様々な活動が行われ、常に実験的要素が組み込まれている。
