2019.11.16 (SAT) − 24 (SUN) 11AM−7PM ※最終日は5PM迄

一般 ¥1,000 / 学生 ¥500

kudan house(東京・九段下)

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2019.11.16 (SAT) − 24 (SUN) 11AM−7PM Open until 5PM on the last day

Adults ¥1,000 / Student ¥500

kudan house

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No.01
No.01

Imagine The Number of Photons.

光の粒子のことを光子(こうし、フォトン)を言います。質量はゼロ、大きさも電荷もゼロです。映画館と同程度の暗い部屋でさえ、あなたの指先にはたった1秒間に4000億個のフォトンが降り注いでいます。日光の下ではその数は10万倍になります。膨大な数のフォトンが大地、床、壁、樹木、人にぶつかり、膨大な数の反射をし続けることで、我々の「見る」は成立しているのです。太陽から1億5000万キロの旅路を経て、次々に新たなフォトンが地上に到着し、インタラクションを続けていく。そのような空間に我々の身体は浸されています。その一部が眼球に到着し、レンズの役割を果たす水晶体を通して、網膜に当たり、その衝突エネルギーが電気エネルギーに変換され、視神経を伝達していきます。目の前を飛び交う光子の数を想像してみてください。

ツール開発:水野雄基

脇田 玲

脇田 玲

アーティスト

http://akirawakita.com/

1974年東京生まれ。科学と現代美術を横断するアーティストとして、高度な数値計算に基づくシミュレーションを駆使し、映像、インスタレーション、ライブ活動を展開している。これまでに Ars Electronica Center, Mutek, WRO Art Center, 清春芸術村, 日本科学未来館などで作品を展示。2016年からは小室哲哉とのコラボレーション・プロジェクトとして Ars Electronica Festival や RedBull Music Festival で作品を発表。慶應義塾大学環境情報学部 学部長 教授。