EXHIBITORS
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Scalar Field
of Shoes Akira Wakita靴をはいて「立つ」「歩く」「走る」という行為は、ソールを通して地面とインタラクションすることであり、私たちの身体がそこから多様な情報を取得し続けているのと同時に、その一歩一歩は肉眼では見ることのできない圧力場を床面に生成し、周囲に確実に影響を与え続けている。その意味で、ソールのパターンや構造は靴のデザインの本質であるが、ソールそのものが注目されることはあまりない。 「Scalar Field of Shoes 」は、靴のソールが作り出す「見えない影響力」を圧力場という側面から映像化し、シューズデザインへの新しい眼差しを提供する。ソールが作り出す圧力伝播のパターンは自然の造形美で、足元に見えない絶景が生成されていることに気がつく。 独自開発した流体シミュレーションの並列処理により圧力の可視化を実現。これはデザインを解釈する言語としてハイテクノロジーを位置付ける提案でもある。 「フィジカリティ」をテーマとして流体シミュレーションによるリアルタイム映像や色彩を制御できるマテリアルの製作を続けている。特に近年は、流体力学や熱力学のモデルに基づく独自ソフトウェアを開発し、科学と美術を横断するビジュアライゼーションに注力している。慶應義塾大学環境情報学部教授。
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SHIZUKU / AXIS BLUEVOX!
<SHIZUKU> 日本を象徴する工芸技術のひとつ、漆工芸。その美しい風合いを、さらなる高みへと導くひとつのアイデア。 "漆だけの薄さ"で、美しく、しなやかな強さを表現したいー。 漆器の多くが同心円や多角面体なのは、漆を塗る素地があるから。ろくろ挽きの木地なら、形も限られ、その分厚さが必要になる。その素地をなくし、塗りだけで形を作ったなら、どうだろう?「SHIZUKU」は、三河仏壇の塗師たちの発案による、まったく新しい工法で、かつてなく薄く、水の滴(しずく)のようなフォルムを実現。塗りの常識を超えた薄さで、美しい3次元曲面を描く盃と存在感を放つ高台との、シャープで印象的なコントラスト。これまでになく自由な佇まいの、新しい酒器が誕生した。 <Axis> 無垢の金属棒を回転軸に沿って削り出したパーツから構成される、限りなく細く美しい椅子。そのフォルムは流麗でかつしなやかながら、その強靭な軸線は、儚く強く、永遠に朽ちる事無く佇み続ける。 東京と仙台、ロンドンに拠点を置くビジュアルデザインスタジオWOWから新たに立ち上げたレーベル。WOWが手がけてきたビジュアルデザインには、3Dデータを駆使したモノが多い。フォルム、質感、ライティング......それらに対するアーティスティックなこだわりや技術を駆使して実際に存在するモノに落としこんでいくのが「BLUEVOX!」プロジェクトである。WOWが培ってきたさまざまなこだわりを、「機能性を持ったアート作品」のようなカタチで発信していく。
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Bipod Dai Sugasawa
ミリタリー用具よりインスピレーションを受けた「Bipod Table」は、シンプルかつ機能性、実用性を求めるモダニストに捧げられてデザインされたもの。そのフォルムは機能そのものであり、Tableの機械的な美しさを強調するため、それぞれのパーツが露出されたままデザインされている。 1977年生まれ。2005年からデザイナーのChristophe Pilletとコラボレーションを行った後、2010年に自身のデザイン・建築事務所をパリで設立。日本文化と現代的でテクノロジカルなデザインを絡み合わせた表現を通じて様々なプロジェクトを発展させている。デザインを手がけた「Nanzan Giro Giroハワイ店」に続き、2014年にはレストラン「Le Clos Y」がパリにオープン。この約5年間は、デザイナーのPhilippe StarckとともにKartellでの作品を発表など多くのプロダクトを手がけている。
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100 colors
in 3.3 m emmanuelle
moureaux1坪の小さな空間に凝縮された100色。今回エマニュエルが発表する100色シリーズの新作は、風になびく細く繊細な100色の下で寝転び、自分だけの色の空間を楽しめる作品である。「100 colors」とは、2013年から手掛けている100色で空間を構成するインスタレーションシリーズ。環境に合わせて色のかたちを変化させ、色の魅力を最大限に引き出している。一目で視界に入る100色を全身で受け、色そのものを感じてもらう作品を展開している。 東京在住フランス人建築家。emmanuelle moureaux architecture + design主宰。東京の"色"と街並が成す複雑な"レイヤー"と、日本の伝統的な"仕切り"から着想を得て色で空間を仕切る「色切/shikiri」コンセプトを編み出す。色を平面的ではなく三次元空間を形作る道具として扱い、建築、空間デザイン、アートなど幅広く手掛ける。東北芸術工科大学准教授。
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7 COOL
ARCHITECTS Fritz Hansen1958年にアルネ・ヤコブセンによってデザインされたフリッツ・ハンセンの セブンチェアは、ヤコブセンが手がけた他の作品とは異なり、特定のプロジェクトのためにデザインされたものではない。これが、様々な空間にセブンチェアが 受け入れられる理由のひとつと言える。 セブンチェア60周年を記念して企画された「7 COOL ARCHITECTS」プロジェクトでは、世界で活躍する7組の建築事務所(Bjarke Ingels Group、Carlos Ott & Carlos Ponce de León、Jean Nouvel Design、五十嵐淳建築設計事務所、Neri&Hu、Snøhetta、Zaha Hadid Design)が賛同し、建築的でありながら、独創性のあるセブンチェアが誕生した。 建築家によるデザインにフォーカスをあてたこの展示は、欧州各国を巡回を経て、この秋、東京へと旅してくる。今年のミラノサローネでも話題となった建築家・篠崎弘之氏がインスタレーションを担当。欧州各国でのエキシビションとは一味違った空間となる。 社名の由来となった創業者、フリッツ・ハンセン氏が1872年にデンマーク・コペンハーゲンで家具の部材会社として創業。アルネ・ヤコブセンやポール・ケアホルムといった巨匠と評されるデザイナーたちとの製品を世に送り出すとともに、現在も世界中の才能あるデザイナー、例えばハイメ・アジョンやキャスパー・サルト、セシリエ・マンツらと最新のラインアップを充実させる努力を続けている。ニューヨークのMoMA、金沢の21世紀美術館、東京六本木の国立新美術館など各地の美術館や公共施設でもフリッツ・ハンセンの製品が使われている。
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THE BIRTH h220430
/ Satoshi Itasaka今日、人種差別や無差別テロといった人道的課題は尽きることがない。人工的に生命を創り出すことすらも可能になり「生命の重さ」が変化しているようにみえる今こそ、「生命」というものを改めて考える必要があるのではないか。 「THE BIRTH」は、受精した瞬間に卵子から放たれると言われている微弱な光からインスピレーションを受けたシャンデリア。生命の神秘を身近で感じることにより、一人でも多くの人が生命の尊さについて再認識するきっかけになることを願っている。 平成22年4月30日に設立された 「h220430」は、照明や家具などのデザインを世界へ向けて発信している。デザインを単にモノの形状操作として捉えるのではなく、そのモノに込めたメッセージをもとに生まれる二次的なコミュニケーションをデザイン。作品から生まれるコミュニケーションによって地球環境の悪化や世界各地で続く紛争など、多くの難題について今一度考え、行動する「きっかけ」が生まれることを願う。板坂諭が主宰。
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Embodiment of
Fractal / Juhi Tile
/ Woop Hiroyuki Morita<Embodiment of Fractal> 材の規格から外れてしまう木材を合理的に使用するために木の成長フラクタルを構造へ応用したシェルフ。6種類の高さの支柱を自由に組み合わせることで、空間に合わせてフレキシブルにレイアウトすることができる。 <Juhi Tile> 分厚く強いテクスチャーの樹皮の、油分が多く保存が難しい反面エネルギー効率が良い特徴を生かし、燃料にしてセラミックの焼成に使用。本来朽ちていく特徴的なテクスチャーをタイルの表面に半永久的に保存する。 <Woop>まったく正反対に位置すると思われていた物事を組み合わせる。化学実験で起こるアクシデントだが、そのプロセスは生産過程に別の視点からアプローチする手段にもなる。「Woop」は、未乾燥の間伐材とウォータージェット加工を組み合わせることで、お互いの持つ弱点を最大限引き上げることを目的としたプロジェクト。加工機が生み出すラフな切削面と材の不均質な密度が無作為な美しさを生み出す。 「生きる為に不必要なモノにこそ、生活を豊かにするヒントが隠されている。」をモットーに2014年から「studio Rope」を立ち上げ活動。ロープの構造の様に細い一本一本の関係を美しく絡み合わせることで、モノだけではなく、強くフレキシブルな人間関係を築いていきたいと考えている。
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Space Music
for a Place Kan Sano「それぞれの作品を讃え、喜び、会場の一部になり、空気になり、 主張は静かに、ミニマルに、情熱を持って。 過去に作ったどの楽曲よりも静寂が多くなった。 静寂、間、沈黙、余白、無音、Silence。Space。 空間を埋め尽くさず、空けたまま残す。余白に美を見出す。 日本人が何百年も前から受け継いで来た感性なのかもしれない。 録音に使ったのは増上寺のピアノ。 会場で響く弦と弦の静かな共鳴音はまるで大きな宇宙だった。 ピアノの録音の後、声や環境音、シンセやビートを加えた。 それぞれを尊重した最小限の音数で。 鍵盤を打鍵した後のわずかな余韻にまで耳を傾け感覚を研ぎ澄ませる。 それは心の平安の時間。時間の感覚を忘れる異時間。」 バークリー音楽大学ピアノ専攻ジャズ作曲科卒業。キーボーディストとして数々のライブやレコーディングに参加するほか、新世代のビートメイカー/プロデューサーとして国内外のコンピレーションにも多数参加。SoundCloud上でコンスタントに発表しているリミックス作品やオリジナル楽曲がネット上で大きな話題を生み、累計35万再生を記録。トラックメイカーとしてビートミュージックシーンを牽引する存在である一方、ピアノ一本での即興演奏でもジャズとクラシックを融合したような独自のスタイルで全国のホールやクラブ、ライブハウスで活動中。2011年、デビューアルバム『Fantastic Farewell』をリリース、2013年、ジャズ・レーベルBLUE NOTE創立75周年を記念したプロジェクト“松浦俊夫 presents HEX”のキーボーディストとしてBLUE NOTE(ユニバーサル・ミュージック)よりデビュー。ジャイルス・ピーターソン他世界中のDJから賞賛を浴びる。2014年、Benny Sings、Monday Michiru、mabanua、長谷川健一ら国内外のアーティストを迎えたアルバム『2.0.1.1.』をリリースし、オリコンセールスチャートにランクインするなど破竹の勢いで音楽ファンの間に浸透中。
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NUNO/IKO/
BRIX/BELIZE Kensaku Oshiro<NUNO> 馬具などの革製品のように美しいディティールを持ち、時間が経つにつれ味わいが出るタフで高品質なレザーのスツール。オットマンとしても使用することができ、座面の下には小物などを収納するスペースもある。「NUNO」とは、乗馬界の天才と言われたポルトガル出身のヌノ・オリベイラ氏の名に由来する。(ZANOTTA社:2014) <IKO> 強度のあるステンレス製のロッドと重みのある石製のベースで構成された、素材の特性を生かしたタオルハンガーとトイレットペーパースタンド。フレキシブルに空間に設置することができる。トスカーナ州のSerena石を使用している。(BOFFI社・2014) <BRIX> タブレットを使う機会が多い現代のライフスタイルにフィットしたデザインのアームチェア。片側のアームが幅広になることでテーブル的な機能がうまれ、トレイを置いたり腰掛けたり、多機能な使い方を提案する。(VICCARBE社・2012) <BELIZE> ウォールナット製のフレームにイレギュラーにカットされた鏡を配した鏡。上下左右非対称のため置き方により違いが生まれ、鏡としてだけでなくインテリアのアクセサリーとしても空間を演出する。(LIGNE ROSET社・2011) 1977年沖縄県生まれ。1999年Scuola Politecnica di Designを卒業。ミラノで様々なデザインスタジオに勤めた後、2004年から2012年までの8年間、ピエロ・リッソ-ニ氏が率いるLissoni Associat di Milanoに勤務。家具、キッチン、オフィスファニチャ-、照明器具からプロダクトまで様々なブランドのプロジェクトを担当。2012年の6月よりロンドンに移住、BarberOsgerbyに勤務。2015年6月に独立、自身のスタジオをミラノに構える。
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MINOTAUR
IO COLLECTION MINOTAURiPhoneに対応したアプリケーションからヒーター装置を起動させると、30秒から60秒の間にアウター内が暖かさに包まれる。外気に合わせて3段階に温度コントロールができ、胸部に取り付けられたシグナルの色が温度の高い順に、RED→BLUE→GREENへと変化する。 内蔵ヒーターから表生地までストレッチ性の高い防水素材を使用し、動きへのストレスをなくして快適な着心地を実現させている。 現代に、そして一歩先に求められる快適な日常着。伝統的且つ普遍的な技法や要素を継承しつつ、現代に求められる新機能や着心地の良さを追求したシンプルなデザインであらゆるシーンに溶け込むさりげなさを持ち合わせたアパレルライン。時に最新テクノロジーを駆使し、縫製やディティールなど細部に至るまでこだわった、遊び心のあるハイクオリティーでありながら気負わずに身につける事が可能なスタイルを提案している。
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Nebbia
Interactive Light nbt.STUDIOLCDテレビなどリサイクル家電から集められたパーツで製作した壁面照明。ダイヤモンドのような光の効果を生み出すために様々なタイプの光学フィルムや要素を分類し再構成している。台湾では年間100万台以上のテレビが捨てられている。それと同時に次々に燃やされ埋められ続けている高性能の光学フィルムを、サスティナブルで洗練されたデザインに変換した。 Henry K.T. Hsiao(ヘンリー・シャオ)が台北で2011年に設立した様々なジャンルの専門家とのデザインスタジオ。サスティナブルなプロダクトや解決方法を通じて未来を豊かにすることを目指している。プロダクトデザイン、空間デザイン、ブランディング、インタラクティブデザインといった分野の才能を、アジア、ヨーロッパ、北アメリカへ向けて紹介している。伝統工芸から3Dプリントのような先端技術までに精通し、伝統的な職人技を新たな生産方法に生かすことで、廃棄素材からラグジュアリーなプロダクトを創り出している。
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MOD COLLECTION
/ YEAH RUG STUDIO
MAE ENGELGEER<MODE furniture fabric> 今年のミラノサローネで発表された新作。両面でデザインが異なるシリーズ。上質なウールと職人の技を生かしてスコットランドで織りあげられた。繰り返される模様が構成的で遊び心ある印象を生み出す。 <MOD COLLECTION> ミニマルでモダン、グラフィカルなテキスタイルコレクション。プレイフルで繊細なグラデーションが特徴。パステルの色調やボルドーカラーからインスピレーションを受け、黒と青の上質な毛糸で織りあげられている。 <YEAH RUG> モロッコのベルベル人の伝統的なポシャラウィットスタイルのカーペットからインスピレーションを受け、彼女らしいラグと壁掛けに。異なる高さやループが色同士が織りなすソフトなトーンのデザインを生んでいる。Marc Janssenによりネーパルの工房で100%ウールを使って職人の伝統的な手仕事で編まれている。 オランダ・アムステルダム近郊のスタジオを拠点に活動するテキスタイルデザイナー。Amsterdam Fashion Instituteでテキスタイルデザインと出会い学んだ後、Sandberg Institute, Amsterdamにて、さらにデザインやアートの領域を広げた。毛糸を愛する彼女は、忘れ去られた編み方を再び取り入れたり、複雑に色を混ぜながらパターンをデザインしながら、個性的な作品を生み出している。
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Dye It Yourself
-dyed plastic
furniture
collection- TAKT PROJECT安価に量産可能なプラスチックの利点を生かしながら、そこに誰もが簡単に自分らしさを与えられる余白があること。「Dye It Yourself」はそんな概念を具現化する新しいプラスチック製品の「あり方」の提案。 吸水性を持つ特殊なプラスチックを「染色できるプラスチック」と解釈して製作した家具のプロトタイプで、ユーザーが思い思いに染色することができる。テキスタイルのように美しい色の揺らぎや濃淡があらわれることも魅力。均質であることを運命づけられた大量生産品でありながら、ユーザーの手で多様な表情を持つただひとつの存在となり得る。 それは、量産品とユーザーとの関係性に新たな地平をもたらす可能性の提案でもあり、その関係性や概念の再構築こそ、TAKT PROJECTがデザインしたかったことである。 「DESIGN THINK+DO TANK」を掲げ、デザインを通して「別の可能性を創る」様々なプロジェクトを展開しているデザインファーム。nendo出身のメンバーにより2013年設立。多様なバックグラウンドを持ったメンバーにより、ジャンルを超え、プロジェクトを最大化する独自のデザインアプローチを特徴とする。
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FINA Toyota Info
Technology Center
+ Keio Univeristy
Wakita Lab.「FINA(Fluid-HMI Inspired by NAture)」は、ドライバーの身体、特にステアリングと直結する上肢に情報をマッピングすることで、「クルマが感じているであろう」環境情報をドライバーに周辺視として伝えることを目指すインターフェイス。 文字や数値の情報ではなく、外部の場(Field)の変化を反映し、身体感覚に直接訴えるように、風、雫、光、粒子、煙など自然界の現象にインスパイアされた要素で構成する有機的なリアルタイム映像が投影される。 映像という感覚的な言語を介した、車体と人間、双方の有機的なシンクロニシティは、ボディ・イメージ(自己の身体の空間的な像)の一部として車を認識し、車体のスケールやディメンションをより深いレベルで身体化することでもある。このアプローチにより、車幅を感覚的かつ効果的に習熟させたり、速度や操舵を誘導するといった実用的なシナリオも見えてくる。 <トヨタIT開発センター>
専門分野も国籍も多様な人材で構成され、日米の拠点を中心に、進展が著しいIT業界の動向を深く理解し、クルマにとって有用な技術や情報を探索し、逸早く見極めると共に、「外に開かれた」集団として、外部との連携も含め、クルマへの実用化に向けた新技術の開発や提案にも積極的に取り組んでいる。
<慶應義塾大学脇田研究室>
物理シミュレーションやCG技術を用いて、目の前にありながらも知覚することができない自然界の情報を可視化する研究を進めている。 -
wena wrist wena project
腕時計のデザインや世界観はそのままに、バンド部分に、非接触ICカード技術であるFeliCa(フェリカ)技術を活用したおサイフケータイ機能、スマートフォンと連動した電話やメールの着信やSNSの更新を光や振動で確認できる通知機能、歩数や消費カロリーなど活動量計としてのログ機能の3機能を、日常生活に役立つ機能として厳選して搭載している。 アナログ腕時計の伝統的なスタイルを尊重しながらシンプルさを追求したデザイン。バンド部分をアンテナ化し、独自の手法で配線を維持した部品の分散配置を実現し(特許出願済み)、デザイン性と防水などの機能性を両立している。 "wear electronics naturally” というコンセプトのもと、自然に身に着けられるウェアラブルシリーズを提案する。第一弾の製品である「wena wrist」はクラウドファンディングを行い、開始2日で国内史上最高支援額(プロダクト系において)を更新した。
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DIY CAMERA KIT
for OLYMPUS AIR YURI SUZUKI +
OPC Hack & Make Project「DIY CAMERA KIT for OLYMPUS AIR」は、ダンボールの展開図を組み立て、OLYMPUS AIR A01とスマートフォンを装着するだけで様々な撮影スタイルを作り出すことができる。「OTOTO」とスマートフォンアプリを接続すると、OTOTOから伸ばしたクリップからシャッターやムービーの撮影、露出のコントロールができ、さらにクリップをダンボールに固定すれば、カメラをコントロールするためのボタンをどこにでも配置することができる。プログラミングや電子工作の知識がなくても、子供から大人まで、誰もが自分のカメラをデザインすることができる、今までにない楽しいコンセプトプロダクト。 1980年東京生まれ。ロンドン在住。明和電機で5年間のアシスタントを経て、2006 年、文化庁新進芸術家海外留学制度により、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートに入学し、「音楽とテクノロジー」をテーマに作品制作を行い、現在はサウンドアーティスト、プロダクトデザイナーとして活躍している。